上級者も意外と知らない?社交ダンスワルツの成り立ちと代表ステップ&動画

社交ダンスワルツステップ動画

 上級者も意外と知らない?社交ダンスワルツの成り立ちと代表ステップ&動画

3拍子の緩やかなリズムに乗って男女が向かいあい踊る『ワルツ』。流れるような回転と華麗さ、やわらかな曲線美。まさにモダンダンスの神髄といっても過言ではありません。

映画などで目に触れる機会が多く華やかな種目ですから、知らずともつい憧れを抱いてしまいます。社交ダンスを始めてみたら、きっかけは○○で目にしたワルツだった……なんてこともあるのでは?

また競技ダンサーとしても思い入れのあるのがワルツ。モダン5種目の中でも1番最初に踊ることが多く、カップルの印象を決める大切な種目です。また全てのモダンの基礎ともいえる種目のため、ワルツから始めたという方が圧倒的に多いですよね。

そんなワルツの成り立ちと人気のステップについてまとめました。

社交ダンス ワルツの成り立ち

ダンスの起源には諸説あるもの。それはモダンダンスの代表であるワルツにとっても例外ではありません。

代表的な説ではフランスのプロヴァンス地方で踊られていたヴォルトが始まりだというものと、南ドイツからオーストラリアにまたがる地方のレントラーという踊りが始まりだというものがあります。どちらも民族舞踊でしたが、舞踏晩餐会で人気を博します。

当時、主流だったのはメヌエットのように男女が手を取り合って踊るもの。そこに男女が正面に向かい合い、腕を組み、体をあずけあって踊るワルツはとてもロマンティックに見えました。この時代、男女が組んで踊るスタイルは何度か禁止命令がでたこともありました。ですがまたたく間にワルツは貴族たちを虜にし、舞踏晩餐会の主役となったのです。

日本では明治時代にアメリカからワルツが伝わりました。これまでのダンスよりもテンポが遅く、親しみやすい印象をあたえたようです。

そして時は1920年。第1回めのブラックプール・ダンスフェスティバルが開催された際に、ワルツが競技種目として採用されました。のちにイギリスのダンス教師協会を中心にステップの整備が始められ、広く大衆に定着しました。

ワルツの人気ステップ&アマルガメーション

レフトホイスクからのコントラチェック

レフトホイスクでは女性が男性の左側でPPの反対の形になる、珍しい形をとります。
そのためか、そこからのつなぎにも見栄えがするものが多く人気の高いステップです。とくにレフトホイスクからのコントラチェックは華やかで、競技会やデモでも多く使用されています。

【男性のポイント】

基本的にレフトホイスクにライズ・アンド・フォールはありません。

コントラチェックに続ける場合は右足に体重を戻しつつライズをするまで平たく踊ります。

【女性のポイント】

レフトウイスクで女性は左前で右足を浮かせクロスさせることがあります。

しなかったとしても左足でしっかりと立ち、左バストをシェイプさせることで美しい曲線を描くことができます。

スタンディングスピン

華やかで意外にも遠心力を感じるステップ。足形は比較的簡単でポジションも変動しないので挑戦しやすいといえるでしょう。ドレスがふわふわと舞って美しいステップなので、憧れる女性も多いのでは?お互いに回転の軸を意識するのが綺麗に見せるポイントです。

【男性のポイント】

手で女性をまわそうとする必要はありません。

前進している女性に、ほどよい抵抗感を与えられるようにしっかりとホールドをはりましょう。

【女性のポイント】

女性は外回りとなりますが、左サイドをしっかりとシェイプし、頭から前進しないようにしましょう。

さらに右サイドを男性に与え続けるように意識することで、足がバタバタしてしまう現象を防ぐことができます。

ダブルリバーススピン

このステップほど華やかで優雅なものはありません!左側に強い回転をおこすステップで、次のステップに合わせて270~360度も方向を変えることができます。ダブルリバーススピンは1930年代、当時の世界チャンピオンだったマクスウェル・スチュワート氏が考案したもので、当時も驚きと賞賛で一世を風靡したそうです。

【男性のポイント】

右足でLODを超えてステップした時にバランスが崩れそうになった場合、躊躇せず&カウントで左足のトゥを使いましょう。

その後の右足ボールの上で左回転をした際に、「回りたい」と思う場所までパッと顔を向けましょう。体が自然についていきます。

【女性のポイント】

&カウントは外回りです。左足トゥでしっかりと床をプレスすることで右足を押し出し、男性の前についていくことが重要です。

カウントを1・2・3&と踊るのもコツの1つです。

ワルツのおすすめ動画紹介

今でも人気が高い、元チャンピオン、ミルコ・アレッシア組のベーシック動画です。紹介したステップも含まれているのイメージの参考にご覧ください。

ワルツの成り立ちと代表的ステップ……、いかがでしょうか?種目ごとのイメージに浸るのも、社交ダンスの楽しみの一つ。雰囲気を出すため知識を増やすのもダンサーには欠かせない時間ですよね!

次の種目はタンゴ。ぜひ楽しみにしていてくださいね!

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この記事の著者

中馬さりの

中馬さりの

活字中毒のなんでも書いてしまう系ライター。書籍・金融・マナー作法・心理臨床学・ファッション・コスメ・ライフスタイルコラムなどメインは定めない主義。1992年に生まれてからサブカルチャーとランデブー。『某芸能人の方々が部活と称して社交ダンスする番組』を小学生のころに見て感動。大人になったら絶対にやる!と心に決めて、社会人サークルにて始めました。同期や先輩方、素敵な先生との出会いのおかげで今も社交ダンスに首ったけ。現在は財団競技ダンサーのパートナーをしつつ、社交ダンスの魅力を文字にしたいと奮闘中です!

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